オリンピックはFXに影響を与える?

東京オリンピックを見越してFX相場は動く?

最近の話題として質問を受けるのが、「オリンピックがあるとFX相場は動くんですか?」というものです。既にご存知でしょうが、2020年に東京でオリンピックが開催されます。これはとても話題性がある題材ですね。チャートは動く?動かない?あなたも少し考えてみてください。

 

 

 

さて、時間切れなので答え合わせに行きましょう。正直言って、動きません。2020年オリンピックの開催場所が日本と決まったときに円高になったのかと言えばそんなことは無かったですし、今年開催される韓国・平昌での冬季オリンピックが近くなったからドルやウォンに影響があったかと言われても、ほとんど影響は無かったと言えるでしょう。日本人選手が金メダルを取ったらFX相場が激しく動けばそれはいいことですが、現実にはそれはありえません。

また、「オリンピックがあるから長期的に見て円高に動くのではないか」という予想も考えることはできますが、現実としてその予想は当たったと言えるでしょうか?これも答えはNO。ですから、オリンピックがFXに及ぼす影響はあるとは言えません。このように断定的に書くと反発する人もいるでしょうが、オリンピックがFXに影響を与えるという説に根拠は無いと私は思います。

 

FX(外国為替)に影響を与える情報は限られている

オリンピックの例のように、たとえ世界全体に影響を及ぼすことであっても、FX(外国為替)の価格にまで影響を与えるとは限りません。FXに影響する情報というのはそんなに多くないのが実際です。投資をやっていると、「あの情報もこの情報もチャートの動きにこう関係しているんじゃないか?」と全て意味付けしたくなるのですが、それはあくまでも私たちの頭の中で起こっていること。世界情勢の変化がFXの値段に及ぼす影響はあまり大きくはないのです。

もしそれが世界中を震撼させるほどの衝撃的な事実なら、FXの値段は長期で大きく動くでしょう。例えば、日本に原爆が投下されたとか、核ミサイルが直撃したとか、そういうレベルのものです。その場合、FXをやっているどころの話ではありません。一国の通貨の価値に影響を及ぼすということですから、相当な重大ニュースだと分かってもらえると思います。ですから、オリンピックのようにあまり表立って影響があるのかないのか分からないことはFXに影響を与えません。オリンピックだけでなく、多くの情報も同じです。

 

デイトレは小さな情報でもチャートが変化すると思うべし!

例外的に、デイトレードやスイングトレードなど超短期でトレードをする人にとっては、小さな情報でもチャートが大きく動く原因になりえるので見逃せません。取るに足らないと思われてもFXを大きく動かす情報のひとつが「アメリカの雇用統計の発表」です。雇用統計とは、アメリカの非農業者が新たに雇用された人数の速報値のことです。この数値が本来意味を持つかと言えば、普通に考えて意味は少ないと思うでしょう。でも実際には大きく動きますね。まるでお祭りのような動きです。この数値は速報値なので正しい値でさえないことが多く、後で大幅に修正される可能性も多々あります。そんな不確定な数値の発表でさえ大きく動くので、短期トレードの場合は情報に踊らされる可能性も高くなります。

まとめると、どのスパンでトレードしているかによって情報の捉え方というのは大きく変わります。情報に踊らされないよう、自身のトレードスタイルを知り必要な情報は何なのかを見極めていきましょう。

 

オリンピックが日本経済に与える影響は大

でも、オリンピックが日本に誘致されたら、社会全体が盛り上がり熱くなりますよね。それはとても嬉しいニュースです。私が今オフィスを構えている銀座でも、オリンピックのある2020年を目指して外国客を誘致するためにホテルの建設ラッシュが起こっています。こうして日本各地が経済的に発展し、たくさんの外国人を招き入れて外貨を獲得することにより、日本がこのオリンピックを境にしても持続的に発展していってほしいです。今は「オリンピックを境に経済が停滞する」とか、そんな悲しいことを言われていますが、これからも日本経済が好転し続けて欲しいと心から思います。日本の発展はひいては円高につながり、FXにも好影響を…おっと、ということは長ーい目で見ると、オリンピックがFXに影響を与えると言えるのかもしれませんね。

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