FXチャートを読み解くものさし「テクニカル指標」とは?

テクニカル指標はものさしと同じ

今日のブログでは「テクニカル指標」についてお話します。まず、FXは会社を投資対象にする株と違って、ファンダメンタルズよりテクニカルが重視される傾向にあります。ですからトレードする時もチャートの読み方に個性が出ますし、実際にFXで勝つためにこれまで多くのテクニカル指標が開発されてきました。現在、その数は知られているだけで100種類以上もあります!また、中には一つのテクニカル指標だけでなく、それらをいくつも組み合わせている方もいます。人それぞれ違いがあって、ぜひ色々なトレーダーの方にインタビューしてみたいくらい奥深い分野です(といっても実は私の使っている手法はチャートそのものをほとんど見ないのですが)。

具体的にテクニカル指標の例を挙げていく前に、テクニカル指標でチャートを読み解くイメージをつけていただきたいと思います。皆さん、中学校の数学の教科書で、こんな問題を見たことはありませんか?

これだけじゃ、何が何だかさっぱり意味が分かりませんね。

それでは真ん中の□を求めたい時何をするかというと、真ん中に一本「補助線」を引きます。すると…

(出典:2つともhttp://mimizuku-edu.com/tutor/arithmetic/2320/3)

意味がなかった真ん中の□は、2つの意味のある角度の合計だと分かりますよね!この問題は補助線を引くことによって、考えるとっかかりが出来たから解けたわけです。

FXにおけるテクニカル指標もこれと同じように、一見意味のないチャートを意味のあるものにするための「補助線」なのです。基準を元に将来の値動きを測るための「ものさし」と言い換えてもいいでしょう。

テクニカル指標は、ものさしのイメージを持ってこれから使っていきましょう。

 

FXで定番のテクニカル指標を知っておこう

それでは本題へ入ります。一番簡単な指標はローソク足なので、まだ知らないよという方は下の記事を参考にしてください。

初心者はまずチャートの見方から覚えよう!

 

1) 移動平均線

テクニカル指標で有名なのが移動平均線(図の中で言うと赤い線)です。これは、指定した期間の価格の平均を表した線で、25日や75日移動平均線などが株のテクニカル指標としてよく知られていますね。株では優位性を発揮する移動平均ですが、ことFXになるとその優位性は発揮されている事例を聞かないのが悲しいところです。ですが、指標としては名が通っているので一番目に紹介しました。この移動平均線を2本組み合わせてクロスしたところを売買サインとする手法から、「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」などの言葉も生まれました。

 

2)  RSI(レラティブ・ストレングス・インデックス)

次に紹介するのはRSIです。こちらはある一定期間に価格がどれだけ変動したかを数値化し、その通貨が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを判断するのに使われます。上の図では、70%と30%にラインが引いてありますが、ここを超えるとそれぞれ買われ過ぎ、売られ過ぎと判断して売買サインが出たと見なします。

 

3) MACD(マックディー)

続いてはMACDです。「マックディー」と読みます。MACDは移動平均線の応用だと思ってください。通常、移動平均線はある期間の価格合計をそのまま日数で割って平均を出していますが、MACDで使われる移動平均線は、直近の値動きをより重視して平均を出した変化球の移動平均線(=EMA)です。図の棒グラフは短期EMA(12日)から中期EMA(26日)を引いた値を表しており、これと赤い線である「シグナル」と呼ばれる9日EMAを組み合わせて売買サインを判断します。

 

4) ストキャスティクス

4つ目はストキャスティクスです。こちらもRSIと同様に、買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する指標です。ここでは%K、%D、%SDという3つの線(図では%K、%Dの2つ)を使っていますが、これらの線は簡単に言うと、一定期間の間で高値と安値の幅に対し終値がどれくらいの位置にあったかを数値にとって平均した線。ストキャスティクスは主にレンジ相場(※)で活躍します。

※一定の幅で上下している状態のこと。グングン上昇・下降する状態のことは「トレンド相場」と言う。

 

5) 一目均衡表(いちもくきんこうひょう)

テクニカル指標は外国人が発明したものが多い中、この一目均衡表は日本人が開発した指標です。図だと見ずらいかもしれませんが、転換線(9日)、基準線(26日)、先行スパンA、先行スパンB(52日)、遅行スパンの5本の線で出来ています。基準線を転換線がクロスした時が売買サインです。また、先行スパンAとBでできるゾーンは「雲」と呼ばれ、この雲が底や天井(ローソク足が下落しないよう支えたり、逆に上昇しないよう抑えたりする)役割を果たします。

 

6) ボリンジャーバンド

最後に、ボリンジャーバンドです。ボリンジャーバンドは、移動平均線と統計学を使った指標で、買われ過ぎ・売られ過ぎを判断するのに使いやすいでしょう。ここでは21日移動平均線と、+2σ(シグマ)、-2σの3本が使われます(場合によっては5本)。このσという線は何かというと、統計学の「標準偏差」「正規分布」という考え方を使った線です。σの線は標準偏差を使って、移動平均線を基準に値がどれくらい離れているかを示したもの。また、正規分布では±2σ内に値が収まる確率は95.4%とされているので、もしこの幅からはみ出すようであれば買い・売りであると判断することができます。さらに、ボリンジャーバンドの幅はトレンドの強さを表しているので、ここからもチャートの動きを予測することができます。

 

おすすめは「ボリンジャーバンド」!

ここまで6つのテクニカル指標を紹介してきたうち、「FXのテクニカル指標は何がおすすめ?」と聞かれると、なんだろうと悩んでしまいますね。移動平均線ほどポピュラーなものはないのですが、私は「ボリンジャーバンド」ですね。何を隠そう、私がボリンジャーバンドを使っているので、「もっとみんなボリンジャーバンドを使ってくれればいいのに」と思ってブログで思いっきり紹介してしまいます(笑)。これまでボリンジャーバンドを使ってこなかった人は、この機会にぜひ挑戦してみてください。

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