FX初心者が知っておきたい「スプレッド」についてわかりやすく解説!

スプレッドとは、買いと売りの値幅のこと

DMMFXデモ画面より

今日のブログではスプレッドについて説明します。

まずは上の画像を見てください。青い部分と赤い部分にそれぞれ異なる値段が書かれていますが、FXには二つの値段があります。それは「買値(Ask)」「売値(Bid)」です。この二つの値段は常に異なりますが、それはなぜでしょうか?

よく「安く仕入れて高く売る」のが商売の基本だ、と言われますよね。この格言の通りに、スプレッドは証券会社にとっての利ざやとなる部分です。上の画像では売値が0.503円(50.3銭)、買値が0.506円(50.6銭)となっており、その差は0.003円(0.3銭)です。ものすごく単純に説明すると、このスプレッドのまま1万通貨を取引したとすると0.003×1万で、30円が証券会社に入ります。このスプレッドは取引量が増えるほど塵も積もれば山となり、会社の主な収益源になるんですね。ちなみにドル円で0.3銭(※)のスプレッドはかなり安いです。

※…100銭で1円です。最初は慣れないかもしれませんが、小数点の位置と銭の関係を早く覚えると、より経済や金融のニュースが分かるようになります。

 

買った瞬間、スプレッド分損をしている

では逆に取引をする人の方から考えてみましょう。もしこのスプレッドのまま、0.506円で買って0.503円でそのまま売ったとするとスプレッド分(0.003円)の損になりますね。ということは、買った時点ですでに赤字ということです。先ほどスプレッド0.3銭というのはかなり安いと言いましたが、スプレッドは会社や時間帯、通貨ペアによっても変動するものです。なので、実際はもっと高くなると思ってください。

FXに慣れたトレーダーなら、どこでエントリーしてどれくらい値幅を取れるかがある程度分かるのでスプレッド分は取り返せるでしょう。ですが初心者であれば、エントリーしても売るポイントを間違えてしまえばスプレッド分を取り返せず、儲かるどころか損をしてしまいます。初心者の方ほど無駄にポジションを持ちたがる「ポジポジ病」にかかり、エントリー回数を増やしてしまいがち。ですが、スプレッド分があるためトレード回数を増やせば勝率が上がるわけではありません。大事なのは確実に値幅を取れるよう、エントリーポイントとリリースポイントを見極めることです。

 

スプレッドはどういう時に変動するのか?

GMOクリック証券HPより

スプレッドは、会社によっても変わりますが、通貨ペアによっても変わります。上の画像を見ると、通貨ペアによって米ドル円の0.3銭からカナダドル円の1.7銭まで開きがありますよね。この差はなぜ発生するかというと、流動性が違うからです。米ドル円やユーロ円はFXで取引の多い代表的な通貨ペアですが、カナダドル円はそこまで一般的になじみがありません。ということは、取引される通貨の量や回数が少ない=流動性が低いということ。その分、スプレッド(≒取引手数料)も高くなってしまいます。

また、証券会社のホームページで「原則固定スプレッド」という言葉を見たことはありませんか?これは「原則的にはスプレッドは固定されるが、時間帯によってはスプレッドが変動する」というルールで、ほとんどの証券会社で採用されています。では、どんな時に変動するかというと、

  • 為替相場の変動が激しくなる時
  • 取引量が少なくなる(流動性が低くなる)時

です。前者は、アメリカ雇用統計の発表時など、一気に為替の値が動く時が当てはまります。他には、政府要人の発言の前後にも相場変動が起こります。一方、後者は週初めである月曜の朝など、相場の参加者が少ない時です。こうした場合には、スプレッドも大きくなりがち。さらに相場もどちらに向かうか読めないことが多いので、初心者はポジションをむやみに持たないことをおすすめします。

 

スプレッドを安くして、より有利な取引を

スプレッドが変動する理由について理解しておくと、自分にとってより有利な条件で取引することができます。例えば、「スプレッドが安い会社で取引しよう」「スプレッドが高い時間帯は取引をやめておこう」といった戦略を立てることができるわけです。手数料が安いということは、それだけで負け金額が少なくなることと直結しています。たかが0.3銭、されど0.3銭なんですね。「自分は勝てるからスプレッドが高くても気にしない」なんて思わないでくださいね!自分の腕を過信してはいけません。会社選びも、基本はスプレッドの安いところを選ぶようにしましょう。

いかがでしたか?「スプレッドの幅を狭くする」という小さな努力の積み重ねが、あなたのトレードのリスクをより低く、負けにくくするのに役立っているんです。スプレッドも含め、証券会社を選ぶ場合にはこちらの記事も参考にしてみてください。

FXをやる証券会社を選ぶときのポイントは?

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