投資初心者が知っておきたいNISAとは?

NISAで株や投資信託などの投資が非課税に

テレビのコマーシャルでよく流れるNISAという言葉、あなたはどういう意味か知っていますか?投資を始めるなら必ず知っておきたいのがNISAという制度です。

NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、英国のISA(個人貯蓄口座)を参考にして作られた制度のことを言います。

かつては銀行に預けておけば金利がついた時代がありましたが、それも終わり、さらに年金や保険制度もいつまで持つか分からないという危うい時代になりました。

こうなると資産を増やすためにはリスクのある投資をするほかなくなります。

そこで、これまで初心者が手を出しづらかった投資を促進する制度として、2014年にNISAが導入されました。

 

より詳しく説明しますね。

NISA制度を利用してNISA口座を開設すると、年間120万円という非課税枠がもらえます。

この枠内の金額で金融商品を新たに取引して得た利益には、5年間税金がかからない、というのがNISAの仕組みです。

通常、株式や投資信託の取引で得た配当金・分配金・譲渡益には20.315%の税金がかかります。

利益が出ても税金がかからないなら、投資が成功した場合手元に残るお金はグンと増えますね!

しかもこのNISA、非課税枠をもらえる期間が2023年までと決まっています。

ということは、今投資を始めなければNISAの恩恵を享受できないため、NISA口座は順調に増えているようです。

 

NISAの注意点やデメリットとは?

ただし、NISAは手放しで喜べる制度でもありません。

利用者がその特徴をしっかり理解して使うことが大切です。

 

1)取引できる金融商品が限られる

NISA(非課税)口座で金融商品は一部に限られています。

以下、金融庁のHPにあった表で確認してみましょう。

(出典:NISAの基礎知識https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/knowledge/index.html)

ここで注目なのは、FX(外国為替証拠金取引)は取引対象とならないということです。

FXはあくまでも一般口座や特定口座での取引になりますから、利益に課税されますので気を付けてください。

NISAはこの意味で、FXトレーダーには恩恵のない制度なんですね。

 

2)損益通算ができない

これも、FXトレーダーにとってNISAが意味がない理由のひとつです。

NISA口座と他の口座では損益通算や損失の繰越控除ができません。

  • 損益通算…複数口座の利益と損失を合算して課税額が決まる
  • 繰越控除…損失を確定申告すれば、向こう3年に出た利益と相殺できる

例えばNISAではない口座を複数持っていたとしましょう。

ある年に口座Aでは30万円利益が出ていて、口座Bでは20万円の損失が出ていたとします。

損益通算をしないと、利益の出た口座Aでは30万円に課税されます。

ですが、損益通算することで30万円-20万円=10万円にだけ課税されるのです。

この損益通算がNISA口座と他の口座間でやり取りできないというのは、本当にありえないと思います…。

同じように、NISA口座で損失が出ても、翌年から3年間で出た利益によって(=繰り越しして)控除することもできません。

 

3)一人1口座まで

NISA口座を持てるのは一人1口座まで。

証券会社Aに口座を作ったら、証券会社Bにも同時に作ることはできません。

ただし、1年経ってAからBに移ることは可能です。

 

4)非課税枠の取り扱いが利用者に不利

NISAでは年間120万円の非課税枠が割り当てられますが、もし30万円分しか枠を使わなかったという場合、残りの90万円分を翌年に繰り越すことはできません。

翌年にはまた新たに120万円の枠が割り当てられ、新規に使うことができます。

ちなみに、この年の枠とは別に、昨年の枠で購入した30万円も保有しておくことができます。

また、上記の例で30万円の金融商品を1年間の間に売却した場合、また120万円分の非課税枠を使うことはできません。

売却した場合でも、その年に使える枠は90万円だけです。

 

5)5年経過後はロールオーバーできる

5年間の非課税期間が終わると、保有していた金融商品を翌年の枠に移行(ロールオーバー)して、さらに5年間保有することができます。

ロールオーバーには金額の上限が無いため、時価が120万円を超えていても全額を非課税枠に移しても問題ありません。

今のところNISA投資可能期間は2023年までとなっているので、NISAを使って新たに金融商品を購入できるのは2023年までです。

その後2027年まで保有し続けることができます。

 

NISAで同時に投資できる最大金額は600万円まで。

「少額」投資と名前が付いているし、専業トレーダーではない一般の人が使うのに適した制度だとは言えるでしょう。

ただし、プロのFXトレーダーだと利用価値がない、と言ってもいいと思います。

まだ投資をしたことがなければ、試しに投資を経験してみるという意味でNISA口座を作ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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