日本人にありがちな金儲けは「汚い・悪いこと」という意識について考える

あなたは「金儲けは汚い」と思いますか?

冒頭からダイレクトに「金儲け」という言葉を出したので「えっ…」と思われたかもしれません。経営者や投資家でもない限り、日常生活で耳にすることは無いから慣れていないでしょう。それに、この言葉からはマンガ「闇金ウシジマくん」とか、ドラマにもなった小説「ハゲタカ」のようなフィクション作品から放たれる、ドロドロした権力や欲にまみれた世界のイメージが漂ってくる気もします。あくまでも、イメージですが。

話は変わりますが、あなたは普段、友人や職場の同僚とお金の話をしますか?「買い物でこんなものを安く買えたよ」という雑談はあっても、なかなか「今こんな投資でいくら儲かっていて~」とか「給料がこれくらいで~」とか、一歩踏み込んだ話になるとおいそれとは話せないのではないでしょうか?「どこの会社にお勤めで年収はいくら」と分かってしまうと、必然的に目の前の人との格差が浮き彫りになってしまう、その結果人間関係がぎくしゃくしてしまうことを恐れているからでしょう。

なぜこんな話を最初にしたかというと、お金は毎日触れる身近なものでありながらデリケートでもあり、無意識的には汚くてドロドロしたもの、人間関係を壊すものとして遠ざけてしまっていることをまずは知って欲しいからです。

 

人に好かれさえすればお金は手に入る

最初の質問に戻りましょう。「金儲けは汚い」のかというと、当たり前ですが文脈によります。もちろん法律から外れたことをしたり、他人を食い物にしたりしているのなら金儲けは汚いでしょうが、価値を提供したことに対する対価なら正当な報酬です。それが、ある一定の文脈の元でのみ「金儲け」という言葉が使われ続けた結果、悪いイメージが強く固定されたのではないかと思います。

お金儲けできる人というのは、突き詰めると「人に好かれる人」だと言えるでしょう。人々が困っていることや必要としているものを知り、ニーズに合ったモノやサービスを提供する。人の役に立つからこそより好かれて信用され、徐々により多くの人やお金が集まって来る。こうして個人は信用を持ち、会社は大きくなっていき、継続的に社会に新たな価値が創造され続けていきます。

このモノやサービスは、全く新しい革命的な商品とは限りません。例えば、提供する価値が「相手を居心地良くさせる」でも問題ありません。相手がサービスに満足さえしていれば、等価交換は成り立ちます。この「相手を居心地良くさせる」サービスは、愛人やパパ活をする女性、ヒモと呼ばれる人たちの提供している価値でもあります。職業になると、ホストやキャバ嬢ということになるでしょう。人に好かれるという能力があれば、資格や学歴がなくても、会社に勤めていなくても、いくらでもお金を得ることができるわけです。

この社会の仕組みを、人を騙している、努力をしないで金儲けをしていると否定するか、それともお互いが満足していると認めるか。「金儲けは汚い」と思う人と思わない人の分岐点がここに一つあるのではないでしょうか。

 

清貧思想かと思いきや、拝金主義の日本人

「もし心から他者貢献をしたいのなら、金を貰わずにボランティアでやればいいじゃないか」という極論がありますが、今の日本は資本主義社会なのでそんなことを言い出してしまえば生活できません。日本の義務教育ではお金について教えることがほとんどないので、前に述べた社会の仕組みについてよく考える機会は非常に少ないです。

じゃあ、日本人が他者貢献の思想を他と比べて持っているのかというと、そうとも限りません。
その例として、「世界寄付指数ランキング2017」があります。

https://zuuonline.com/より引用

(https://www.cafonline.org/about-us/publications/2017-publications/caf-world-giving-index-2017)

この調査は毎年イギリスのチャリティ団体が行っているもので、

  1. 助けが必要な誰かに手を差し伸べたか?
  2. チャリティ団体にお金を寄付したか?
  3. ボランティアに時間を使ったか?

を指数化し、国ごとにランキングしたものです。日本は140ヶ国中111位と下位にありました。国ごとの文化的な差異もあるとはいえ、世界第3位の経済大国でありながら下から数えたほうが早い位置にいるというのは特筆すべきことでしょう。

また、最近話題になったビジネス書に「日本再興戦略」という本があります。その著者である研究者の落合陽一さんは本の中で「日本は超拝金主義」と書かれています。

もうひとつ、トレンディードラマに代表されるマスメディアがもたらした害悪があります。それは、拝金主義です。今の日本は拝金主義すぎます。

結婚相手を選ぶときに、頻繁に最初に出てくる条件は年収ですが、これは拝金主義でしかありません。今の日本は、拝金主義がインストールされすぎていて、もはや気にならなくなってきています。(落合陽一『日本再興戦略』より)

どうやら日本人の拝金主義はマスメディアが植え付けたようです。現在、日本の知の最先端を走り続けている方がこのように断言されている点も、注目すべきことだと思いませんか?

一方ではお金について学ばないまま「金儲けは汚い」と一面からだけ見て考え、他人に迷惑をかけてはいけないからと年金生活に向けてコツコツと節約と蓄財に励む。他方では「大事なのはお金じゃない」と言いつつも、根強い自己責任論からか他人に関心を持ちにくく、助け合いの意識もどうやら低い。日本人の本音と建前は、どうも大きな矛盾をはらんでいるように私には思えてなりません。

 

本当の「豊かさ」とは?

むしろ、「他人に迷惑はかけるもの、だからこそ助け合うもの」と考えたほうが、この矛盾が解けて生きやすくなるのではないでしょうか?「情けは人の為ならず」の世界です。お金を稼いで自分が幸せになり、他人も幸せにできることが一番良いと私は思います。そのための手段として私はFXを選びましたが、あなたに合うものであればなんだっていいのです。私自身はFXからお金を得て、そこで得た知識やスキルを他の人にも伝えることで、仲間が豊かになっていく様子を横で見ながら、心豊かに暮らすことができています。それはひとえに「金儲けは汚い」という思い込みが無いから。「お金は単なる手段に過ぎない」と知っているからこそ、お金に対してまっさらな状態で接することができるのです。

この記事があなたなりの「お金に対する考え方」を確立する参考になれば幸いです。

 

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