1000兆円の国債は、長期の為替の動きにどう影響する?

日本国債の売りは、為替の値動きに影響する

今回は長期の為替の動きについて予想・ていきます。その前に長期の為替の動きでなんと言っても気になるのが日本国債売り浴びせ日本円の買い現象の可能性はあるのかないのか、という点です。もしそうした大きな現象が起きると、値動きへの影響が大きくなるため長期目線での為替の動きが読みやすくなります。一つのシナリオにすぎませんが、こうした現象も頭に入れておくとFXに必要な広い視野が養われます。あまり馴染みのない話が出てきて難しいかもしれませんが、頑張ってついてきてくださいね。

 

1000兆円もの日本国債はどれも超低金利!

あなたは日本国債は1000兆円も発行していることを知っていますか?少し前に「5000兆円欲しい!」というフレーズが流行りましたが…1000兆円っていったいどれだけの額なんでしょうか。なんともすごい量です…というか欲しいです(笑)。この国債というのは、要は国にお金を貸しているという証書のこと。国債は償還期限(満期を迎えて、元本が手元に戻ってくるまでの期間)によって短期国債~超長期国債まであります。

  • 短期国債…償還期限が1年以内。2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年がある。
  • 長期国債…償還期限が1年以上。2年、5年、10年、20年、30年、40年などがある。

利子は固定と変動の場合があり、長期では定期的に利払いがあることが多いです。一方、短期の場合は利子分をあらかじめ割り引いた価格で買える仕組みになっています。

 

国債の売り買いが為替に影響するのはなぜ?

さて、国債は国にとって非常に重要な金融商品です。なぜなら、国債の発行量を調節することで日本全体の景気に影響を及ぼすことができるから。実際、日本銀行は公開市場操作によって市場に出回る資金の量を調節しています。しかも、近年の流れを見ると国債が急激に発行され市場に流れ込んでいます。テレビを見ていて「個人向け国債」のCMを見たことがありませんか?そう、あれです。1980年頃に発行している国債はわずか100兆円ほどでした。それがわずか30年の間に10倍にも膨らんだのです。恐らく自民党政権の時からでしょう。国債=借金と考えると、「それはまずい」と思うのが普通の感覚だと思います。

国債は、投資の世界では「最もリスクの低い商品」と見なされています。国債は発行元が国なので、一般の企業などと比べ破綻するリスクが著しく低いからです。ここで「あれ、通貨も国が発行してるよね?」と気付いた方は鋭い。国債の利回りも通貨の値段も、国に対する信用度とニアイコールなのです。ごく簡単に図式化すると、

日本国債の利回りが高い(↑)=日本経済への信用度が低い(↓)→円の値段が下がる(↓)

日本国債の利回りが低い(↓)=日本経済への信用度が高い(↑)→円の値段が上がる(↑)

という関係が見られます。日本経済が良くなりそうなら、国債利回りが下がって円高になり、悪くなりそうならその逆だということです。絶対ではありませんが、頭に入れておいてください。

国債で儲けようと思うなら、「金利差を使って儲ける」方法がおすすめです。いわゆる米国債を買う方法のこと。米国債は日本国債より金利が高いので、より儲かりやすいと言えます。

 

為替の大きな揺れ動きを捕えて大きく稼げ!

日本の長期国債の金利は相変わらず0%に近いですが、今後万が一日本国債売り浴びせなどが起こると金利が上昇するでしょう。もし金利が上がったら、日本政府はどのように対応するか考えてみましょう。日本国債の金利が仮に1%になったらどうなるでしょうか?すると日本政府が支払う利子が10兆円増えます。また仮に2%増えたら、日本政府が支払う利子が20兆円増えます。こうなるととても国家予算でも対応できないようなレベルになってしまっています。最後は債務不履行(デフォルト)です。

ただ、誤解して欲しくないのは、日本政府が破綻すると言いたいわけではありません。そのような話が好きな人もいるでしょうが、日本政府は破綻しません。FXで言えば長期目線での為替の動きは円高だろうと円安だろうがどちらでもいいのです。むしろ大ハズレしてもかまいません。大事なのは変化の大きさで、ここが正確に当たった時に利益は大きくなります。

長期目線での為替の動きは大きく揺れ動くと考えられます。なぜならここ数年は上下の動きが激しく、以前よりも多額の変動幅があるからです。それはイコール大きく儲けられる可能性が高まったという事です。この傾向は今後も続くでしょう。FXはもともとレバレッジを利かせることで、少ない元手で大きな利益を手にすることができる投資です。その上変動幅が大きければ、一回のトレードでもっと利益を稼ぐことができるようになるでしょう。

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