基本編 1:FXって何?

FXとは「通貨と通貨の交換」である

今回から、FXの基本編をお送りします。

「そもそもFXって何?」というところからひとつひとつ説明するので、ご安心くださいね。

 

まず、FXを簡単に説明すると「通貨を交換してその差額を受け取る」投資です。

日本では法律が定めた通貨として円が使われますが、外国ではドルやユーロなど、国によってさまざまな通貨が使われています。

例えば海外旅行に行く時(アメリカとしましょう)、あなたは円ではなくドルを持っていきますよね?

なぜならアメリカでは円が使えないからです。

そして、日本にいながらどうやってドルを手に入れるかと考えた時、「円とドルを交換しよう」と思い付くでしょう。

しかしここで一つ疑問がわきます。1ドルは一体何円なのでしょう?

通貨が違うと、交換するために「基準」が必要になります。

この基準を、一般的には「為替レート」と呼んでいます。

為替レートは国が決めるというルールを採用している国もありますが(これを固定相場制と言います)、大抵の国は通貨量のバランスで決めるルールにしています。

このルールを「変動相場制」と言い、今の世界の主流派になっているのです。

 

為替レートは変動するから「差」が生まれる

為替レートは変動するということはつまり、時によって高低差ができるということでもあります。

もし常に1ドル=110円だったとしたら、海外旅行に行く直前だろうが、もっと言うとアメリカに着いてから円をドルに替えても同じ分のドルが手に入ります。

しかし、変動相場制ではそうはいきません。

その時々によって通過を交換するための為替レートが違うので、ある時は思った以上に多くドルが手に入るかもしれないし、またある時は少ししかドルが手に入らないこともあるわけです。

タイミングがとても重要です!

もし1ドル=110円が翌日に1ドル=120円になったら、「円安」になったということです。

1ドルを手に入れるのに110円で良かったところ、120円も必要になったのですから、10円分ドルの価値が高まり、円の価値が低くなったからです。

逆に1ドル=110円が翌日に1ドル=100円になったら、「円高」になったということです。

10円分ドルの価値が低くなり、円の価値が高くなったわけですね。

実際、10万円をドルに替えたとすると(ここでは換金手数料などは考えません)、

  • 1ドル=100円の場合、1000ドル
  • 1ドル=110円の場合、約909ドル
  • 1ドル=120円の場合、約833ドル

になります。

20円違うだけで、手元に残るお金が150ドル以上も違ってくるんです。

海外旅行では、円高になったほうが少ない円をたくさんドルに替えられるので、お金持ちになった気分になります(笑)。

このように、タイミングによる為替レートの差を利用することで、より多くのお金を持つことができます。

それが「FX」による投資のミソなんですね。

 

世界中の市場に24時間参加できる

FXのいいところは、24時間ずっと市場で取引ができるところです。

ただし、決して日本の市場が24時間空いているわけではありません。

時差を使って、日本市場が閉まった後でも全世界の取引所で取引ができるのです。

月曜の朝、世界で一番早く市場が空くのはニュージーランドのウェリントン。

オーストラリアなどのオセアニア市場が空いた後、日本や中国などのアジア市場、ドイツやイギリスなどのヨーロッパ市場へとリレーしていきます。

そして、日本市場が閉まった後も空いているのはニューヨーク市場。

日本時間の夜でも活発に取引が行われています。

 

通貨ペアの選択肢は、株の銘柄より断然少ない

また、FXの投資対象はドル円、ユーロ円などの通貨ペアです。

世界で流通している通貨の種類は約180種ほどあるそうですが、FXで取引量が多い通貨ペアというのはそれほど多くありません。

スイスフランやニュージーランドドルなどを入れても、せいぜい20~30種でしょうか。

一方、株の銘柄選択はとにかく数が多いので、数種類に絞り込むだけでも大変です。

有名な「四季報」では、全上場会社約3600社を掲載しているというので、FXと比べるとその差は120倍にもなります。

おまけに、ROEやROAのような専門用語が出てくるため、初心者にはハードルが高いと言えるでしょう。

FXでは20~30種の中から投資する通貨ペアを選び、後は数字が上がったか下がったか見ていればいいだけです。

 

レバレッジをかけて、大きな利益を狙える

FXの取引には元手を準備する必要がありますが、この元手は担保としてFX会社に預け入れます。

これを「証拠金」と言います。

例えば10万円を証拠金として入れた場合、10万円分の取引しかできないと思いますよね。

しかし、FXの場合は違います。

25倍までレバレッジをかけることができるので、10万円の場合はなんと250万円分の取引ができるのです。

ただし、その分リスクも25倍に膨らみますので、万が一損してしまうと口座に追加で証拠金を入れなければいけません。

レバレッジとはてこの原理の「てこ」だと覚えておいてください。

 

FXの特徴をつかんで、実際の投資を始めよう

FXとは何か、その特徴と一緒に少しつかめたでしょうか?

「証拠金」や「レバレッジ」といったFX用語にも、少しずつ慣れていってくださいね。

次回は

 

 

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